たいぴんぐ
e-typing 特級ベストスコア賞
先日合格した特級でさらにベストスコア賞だったらしく追加で賞状が届いた.
特級は受験人数がそもそも少ないだろうからベストっていうけど他に何人受けてたんだろうとかあの程度の残念賞スコアでベストスコア賞とか取ってしまって日々腕試しで競っているガチタイパーの方々にはほんとすいませんとか怪しげな方法で怪しげなソフトウェアを書いた上に堂々と本名と結びつく形で賞もらいましたわーいとか例によって大変怪しげよねとか,言い出すと色々ありますがまあ素直に喜んでおります.
副賞として 500 円分の図書券もゲット. 受験料キャッシュバック + 図書券 500 円!!! ということは!!! 俺はタイピングにより 500 円を稼ぎ上げたことになる!!!11!!one1!!
フロンティア打の 5 位入賞で頂いた攻略本と合わせると総計 700 円強も稼ぎましたからね! 時給 1 円とかいうレベルじゃねーぞ!!1 もうやばい!! 超儲かる!!! 超儲かるからみんなもっとタイピングやればいいと思うよ!!
さておき,草の根ランキングで俺 TUEEEEEEE もいいですがこういう場で評価されるというのもまたひと味違って気分がいいものなので,タイパー諸氏には今後もこういう機会があれば積極的にトライするといいんではないかなぁと勧めておきます.
毎パソもお亡くなりになったみたいな言われ方をされているけど予選のランキングは一応出るわけだし*1,金かかるのは嫌だなぁって場合も年に 1 度とかそれくらいはフロンティア打みたいなそういうのがなんかあったりするかもなので.
- より上位の一般参加者がいても全国大会出場決定者が上に出るあの表示には正直萎えるけど……. [↩]
久しぶりに 700pt
これだけワード長があると水増し意識しない方がいいスコアが出るな. 3 ミスが微妙に悔やまれる (ノーミスなら自己新記録).
頭を空っぽにして打ってたら 「き」 = KI 律速のハンパではなさに気づいたのでなんとかしたい*1.
AZIK みたいなのはとりあえずあんまり興味ないおと言っておいてなんだけど,こういう個別のケースについては,例えば KI なら K; あたりで代替できるようにするだけで大分違うだろうなと確信できて,ちょっと気の迷いが起きかける.運指でなんとかしようとした経験はあるけどこればかりは合わなかった.
配列考における同指違鍵の排除というパラダイムはタイパー的運指最適化を前提とすればいかがなものだろうかという態度を取ってきたけど,いかんともしがたいものはやっぱあるなあと. 全範囲で徹底するのはやはりやりすぎで,ユーザの運指に自由度を持たせることを前提とした設計の方が使い込んだ際の 「速度は」 出るに違いないとは依然思うけども.
そういえばエタイワードでなんか今年バージョンのことわざとか.
あとは,まあ,特に何もしてないね.うん.
- 「で」も同様. [↩]
e-typing タイピング技能 検定特級の話
シャドールームさんで特級受かれば受験料タダキャンペーンをやっていた(過去形)パソコンスクールの情報を仕入れ,まあタダなら受けるか……と合格前提で受けてました.
今日無事に合格認定証が届いたんでわーいわーいという感じで若干解説とかレポートとかを書こうかなと. ものすごく曖昧な記憶によると,てりまかしさんだったか誰だったかむかーし特級対策の文章を書いてた気がするんですが,ぐぐっても見つからなかったので…….
まずは解説と対策を.
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さてタイパー的には 2 級とかそういうのはアウトオブ眼中だと思いますんで一番上のレベルである特級に注目しますと,合格条件は以下の 3 つを全て満たすことです*1.
- ひらがな 4 文字程度の単語ワードで 360pt
- 腕試しと同等の短文ワードで 420pt
- ランキングの長文と同等の長文で 450pt
エタイ腕試しで日々腕を磨いている中堅~くらいのタイパーさんならば,これを見て恐らく 「楽勝じゃね」 か 「普通になんとかなる」 と感じるはずで.
罠はないのかと言われると後述の通り若干ありますが,試験本番にだけ難解で打ちにくいワードが出てきたりとかそういう意地悪に関してはないので,スコアの感覚は普段の腕試し等の感覚をそのまま当てはめて大丈夫です.
特級を突破しようと思ったら,まずは短文の 420pt を睨むといいと思います. 腕試しで日々競っているまさにあれですので練習しやすいですし目安にもしやすいです.あのスタイルで初見のワードを確実に 420pt 取れる自信があれば第一条件はクリアな感じ.
言うまでもなく「初見」と「確実に」がミソ.元気ワードで 600pt の記録があります! とかそれだけを心の支えにして受けると爆死する可能性があります.
「初見」 に関しては打トレ廻りをするなり普段やらないタイピングゲームをやるなりして慣れていないワードでも問題なくそれくらいのスピードは出せることを確認するべきです.yaet になんか自作ワード突っ込んでみるのも言うまでもなく効果的かと思います.
「確実に」 を成し遂げるには正確性重視で打てることがある程度以上に要求されます. ご存知のようにエタイのミス減点はそれなりにキツいので,確実に 500 kpm オーバーで打てる実力があっても本番でテンパってミスが積もると死ねます.
この二点をしっかり認識した上でやはり 420pt は割りようがない,と思えるなら繰り返しになるけど第一条件はクリアだと思います.
続いて長文ですが,この 450pt という数字は短文で 420pt を要求する割には低すぎて,短文で確実に 420pt 取れることが長文で確実に 450pt 取れることの十分条件になっているので,あまり意識しなくて大丈夫に思えます.長文になると(バッファリングの問題で)途端に遅くなるんだよね,なんてことは短文で 420pt も出せる頃にはほとんど起きそうにないです. まあランキングの長文をミスに注意しながら打ってみて問題ないことを確認するくらいで十分かと.
そんなわけで実は最大の関門は単語ワードの 360pt です.数字が小さいので楽勝かと思いきや,これはそれなりに意識して練習していないと「確実に」突破することは不安な点数です.
まず単純な速度ですが,TOD の全力疾走などの種目で,単語ワードを初速に任せて高速に打ち切っていく練習をしたことがあればそれほど問題ないと感じるはずですが,そういう経験がないとちょっと辛いはず.初速・レイテンシを意識して打つ練習をいくらかするべきです.
加えて厄介なのがミスの問題.総打鍵数がとても少ないので,短文長文に比べてミスに敏感にならないとミス率がひどいことになって死にます.初速のことを意識したばかりにつまずいて一ヵ所で 4-5 ミス,とかやっちゃうとそれだけでかなり苦しい戦い. かといって速度落として打ってなんとかなるかというとそれも微妙なので,普段が乱打で,かなり意識しないとミス数抑えられない場合なんかはこの単語種目が障害になることうけあいです*2.
以上二点から,普通に打てば普通にミスが抑えられて普通にこれくらいの速度だよ,という平常心で単語ワードに望めるくらいの実力が確信できることが第二の条件だと思います.
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続いて受験レポート.
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上記のような傾向を考察し,俺の場合はどうだろうと考えてみて,
短文ワードは慣れてるので 420pt は問題ない.99.9% くらい突破できる数字.長文も普通に打てればぶっちゃけ 600pt はカタいだろうし 99.99% 大丈夫.気になるのは単語だけど,ここ数年は正確性重視で打っているし,無茶な打ち方さえしないようにすればしくじっても数ミスに収まるはずで,それなら 400pt はまず絶対割らない. 360pt は余裕. 99% 行ける.
……という結論になって,まあ受かるだろうと思ったので受けることにした.
受験日は 1 月 2 日. 20100102 という対称性を意識……したわけではないけど偶然に.
特にこれといって事前対策練習みたいなことはしなかったんだけど,当日に指がかじかんでうまく動かないというギプス付きで模擬練習し, 423pt, 530pt, 551pt という結果を得る.
うはw 指ガッチガチでも受かります楽勝! と思ったので風呂に入って指を温める.
指の温まり具合をみようということで TWJR 常用を乱打してみて軽やかに動くことを確認.続いてもう一度模擬練習を行い, 468pt, 610pt, 647pt というマーベラスな結果を得て万が一もしかしたらという不安をぬぐい去ったところで本番へ.
本番の小窓が開いたと思ったら Java の起動画面で止まる.
なんと Java!
もう全て Flash で統一されているものと思いきや,本番環境は旧制の Java アプレットだ.見た目はまあ大体似ているとはいえ,動作に微妙な違いがありそうで怖い.C 打ち通るんだろうか……いや怪しい,みたいな不安が頭の中を駆けめぐる.
幸いにして一度テストとして練習ができるようだ.よし,入力の柔軟性確かめてやろう,と変態な打ち方を心がける.結果として,現在の腕試しで受理してくれるのと同じ程度には柔軟な入力が受け付けられることがわかる.ひと安心.
では早速最難関の単語ワード,本番 GO!
とスタートを押したら Java アプレットの起動画面になって止まる.止まり,止まったまま.1 分経過.
焦る. もう 「スタート」 ボタンを押してしまっているからリトライはできないんではないかとか考え若干パニックに陥るが,まあ俺に非はないんだし,いざとなれば運営に言えば……と本番用の小窓を閉じる.
おもむろにもう一度開けるか試してみる.……と開けて,セーフ.ノーカウントだったようだ.
もう一度練習をして,もう一度本番の 「スタート」 を押し,また止まる.
なんだこのクソ Java システムは!! とイラっとしたところで Firefox 使ってるのが悪いのかなーと思う.
きっとまた大丈夫だろうと信じて Firefox の小窓を閉じて IE8 を起動しリトライ.
「スタート」を押すと今度は無事に始まった.
スタートできない問題に頭がシフトしていたのでうおっ!これ本番かやばい! と一瞬だけ焦るけど平常心を取り戻して打つ.
中盤までノーミス,速度も悪くない.60% 地点くらいでカスって 1 ミス,でもこれは許容範囲内.平常心を貫いてそのまま打ち切り,最難関の単語ワードを突破したことを確信.
続いて短文ワード.ここは気楽.まあ何がどうなってもクリアだろうという余裕がスピードにつながって,序盤はかなり高速に打てた.元気ワード並の打ちやすいワードが並んでいて, 650 kpm くらい出てたんじゃないかと思う.
問題なかったはずの場所で突然の 3 ミス.ここ中盤にきて異変に気づく.
指がうまく動かない,だと……!
風呂からあがって早 30 分弱が経過していた.思えば TWJR で練習とか本番前に一度通しで練習とかやっていた上になかなかスタートできなくて待ちぼうけするなどでアホほど時間を食っていた.室温は 10 度未満.ストーブをつけ忘れていた.これはやばい,かも,しれない……!
焦りがそのままおかしな指の動きになって一気に 10 ミス程度を積み重ねてしまう.基本的にメンタル弱いので立ち直らないままぐだぐだぐだっと最後まで.
だが終わってみれば速度は 600 kpm くらい出ている気がしたので,10 ミスとかそこらあったって 420pt は割りようがない,と自分に言い聞かせる.
そして 「指が冷え切ってしまう前に長文を片付ける! 信じてるぜ,相棒!」 みたいなノリで長文のスタートボタンを押すのだった.
もうちょっと落ち着いていれば 「まあとりあえず手を温めるか」 とストーブをつけてお湯で手を温めてから長文をスタートさせることもできたというのにね.馬鹿だね.
しかし始まってしまったものはしょうがなく,内心オラオラオラオラオラオラと叫びながら長文を入力する.
だが遅い.時も遅いし指も遅い.なんでこんなに遅いんだ!? 指が重い,くそぉ……! みたいなことを考えていたところ漢字を読み間違えてあざやかに 10 ミス近いミスを重ねる.
クソッ! とふんぞり返って加速しようとしてまた数ミス.完全に泥沼にはまっていて,抜け出せない.
あまりに泥沼だったので後半は 「ちくしょう……ちくしょう……」と呟きながら蝋細工のように感覚のなくなった指をぺちぺちと振るっていた.
終わって,正直長文の 450pt がクリアできているかどうかは微妙なところだなと思ったが,時既に遅し.
反省会モードになりかけたが,嫌な気分になりそうだったので 「これ俺の実力じゃないっスから! 寒さのせいっスから!」 と全力で自分に言い訳をして,もうこのことは忘れてしまうことにした.
で忘れてたところに結果が届いて,見てみれば長文 20 ミス.で,速度が短文よりも悪いという笑いまくれる出来……でもまあ,受かったのでいいや.
最も軽視していた長文にやられかけるとは思ってもみなかったね.本当に.
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教訓としては風呂に入るだけでなく部屋を暖かくして打ちましょうねということと,ひとつの種目でしくじったなーと感じたら,焦って次に進まず落ち着くまで待ってから次に行こうねということか.
短文については初見の文章で 600 kpm 弱が出ているなど,実力らしきものを示したことは示したのでよしとする.
ということで e-typing の資格とか,見る限りタイパーでも取ろうという奇特な人はあんまりいなくて,実際,民間の資格とかなんかに際して書いてもどうにもならないし,ネタ以上ネタ以下ネタそのものでしかないわけで,ネタに数千円払えるかと言われるとアレだなーと考えると取る人少ないのは当然なんですが……しかしまあ腕試しとか普段無料で色々お世話になっているのでたまには e-typing ありがとうもっとがんばれ超がんばれという気持ちを込めてお布施をするっていうのもありかなと.
いや俺はタダっていうから取ったのであって,数千円払って取ろうとはやっぱ思わないけどね.ふひひ.
打ち初め
去年のみたいなの考えようと思ったんだけどめんどくてやめた.2010 の方が色々できそうなんだけどどうなんですかね.
そんなわけで気の利いたアレも思いつかないのでタイパーさんとこ巡回してて見かけた Esc なし一発タイピング記録をやってみた.
R常用 29.947(ZJ) 12 miss ZJ 出たらいいなとインジケータ見てたら出た Rカナ 34.531(XA) 14 miss R漢字 53.305(XJ) 32 miss 読めないものはしょうがない R慣用 37.424(XB) 23 miss K常用 42.228(XE) 23 miss なぜかラップ記録更新 Kカナ 60.585(SC) 36 miss K漢字 60.446(SC) 39 miss K慣用 63.340(SD) 39 miss E基本 41.788(XB) 25 miss EAtoF 47.772(XE) 34 miss EGtoP 43.325(XC) 22 miss EQtoZ 49.972(XF) 27 miss Oのみ 43.411(SD) 25 miss O混在 50.288(SD) 21 miss Oすべ 59.222(SC) 22 miss O数字 45.040(SH) 15 miss
たまにちょろっと起動しては打つ基本常用が R と K ともに成績がよくて,あとは軒並みこんなもんかって感じであった. 普段からやってるものはいざ一発勝負になってもある程度強いよねっていう当然の結果.
TWJK@jis のラップタイム更新はちょっと理解できないけど,ワード運な気がする.2010 年ももうちょっと jis かなやりなさいよっていうお告げかもしれない.
レイテンシ・初速改善した
こしらえた環境でしこしこやったらレイテンシ 400 ms くらいが割と出るようになってきた. 前までリアルに 500 ms とかだったのでマシにはなったと思う.
短文加速力も少し向上した気がして,エタイ慣用句なら可能な値が +30pt くらいになったと思う.捕らぬ狸ちゃんだけど.
ただ打ち終わってからある程度ウェイトがある環境で練習してたのでこれは依然としてダメダメ.
効果あったので公開したいのは山々なんですけど体裁が整ってないので整える作業をする.白バックに適当デザインの,いかにも書き捨てましたみたいなものばかりが並んでいて萎えるので,たまにはランキングとかいう体裁を整えたい.
とぅるーたいぱー(笑)
今さらだがすべキーの更新で達成.
ぁゃιぃことをしている真っ最中に更新するという極めてうさんくさいことになってしまったが実際出せてしまったものはしょうがないというかなんというか.こそこそ隠すのも変な話だし.
それにしてもトゥルータイパーである*1.
すべキー XF って条件だけ他*2と比べて異様に難易度高いと思うのは俺だけではないはず. いやすべキー XF とかちょっと打ちさえすればゆとりですよ,とオリジナル打てる人に言わせればもちろんそれはその通りなんだろうけど,達成している人数という客観的なデータもあるし,心理的なものを考慮に入れればやはり異様に難易度高いと言い切れる.だからどうというわけでもないけど.
あえて称号らしきものを狙うとすれば次は Z タイパーかな. 実はまだ TWJR@qwe 総合 XX だからね.
たまには打つ
e-typing 秋の言葉.
メンタル逆ギプスのために yaet では 500 kpm ~ 650 kpm でフェードアウトするように設定して打ってた(半年くらい前)んだけど,秋の言葉って割と消せるイメージがあったので頑張った.
スクリーンショットの 「サンマ~」 から 「焼き芋~」 まで超加速で来ていて 「いしやーきいもー」 で不意を突かれて死にかけ 「文化祭」 で実際に死んだ*1.
たまにはミスで泣く.
- ここで 3 ミス. [↩]
TWOR 解析 (1)
2 ゲッターさんが TWOR を頑張っている(混在 ZE おめでとうございます)のを見ていてオリジナル熱が出てきたはいいが打ったら絶望したので語るに落ちる*1.
TWOR はとんがった種目なだけにスマートな攻略法はないものかと解析・考察される機会が多いような気がする. その流れ*2に乗って.
TWOR での運指がどうこうシフトがどうこう先読みがどうこうといった考察は一般タイピング論とでもいうものに吸収されるべきだと思うし,それは複雑系(笑)すぎて今適当にやってどうにかなるとも思えないので,エントリのタイトルの通り,解析に焦点を当ててちょっと頑張ってみよう企画(TWJ のワード抽出の続きでもあったり).
例によって一応概要を説明すると,TWOR の OR は 「オリジナル」 であってどうして「オリジナル」なのかは未だにわからないでいるんですがとにかくランダムっぽい英数記号をガリガリ打つ競技.
その TWOR の恐ろしい部分として,TWJR や TWEW では「ワード」という単位があるので部分に分解して読んだり練習することができるが,TWOR ではランダムな文字列がひたすらランダムに出てくるだけなのでとにかくその場で読んでその場で打ちこなすしかない! というものがある.初めて TWOR をプレイした時はそこになんだか途方もないものを感じる(はず).
だが実は,TWOR の出題文字列は完全にランダムというわけではなく,そこには頻出のパターンが存在している……ということが,TWOR プレイヤーの間では経験的に知られている.これは必ずしも断言されていないが,ある程度やり込んだタイパーであれば確信していると思われる.
にも関わらず詳細にまで突っ込んでその規則性・パターンについて調べた記録が見あたらない*3. 薄々感じてるのに詳細は明らかになっていないっていうのは気分が悪いので,目下このあたりを調査してみる. TWOR のワードセット的なものを調べる,と言ってしまうこともできる.
まあモラルの問題というか,それタイピングちゃう! チートや! に通じる部分というかが少なからずというか大いにある話ではあるので,公にやるには後ろめたいっつー気持ちもわからんではないし,過去の識者もそんなわけで自重してたのかなぁとか色々思わないでもないんですが,情報の透明化が叫ばれる 21 世紀,は関係ないにしろ昨今の風潮を見るに,大顰蹙ってわけでもなかろう……と傲慢にも思いまして,お友達を増やすべく,過程をそれなりに書くつもり. 解析推奨! とかこんなに簡単にチートができるぜ俺ってスーパーバッカー! とかそういう意図はまったくとはいわないけどほとんどなくて,より快適に気分よくストイックにうひうひタイピングを楽しむための燃料になればと思ってやってることをどうかご承知置き下さいませ(丁寧!)*4.
さて,目的とするような解析を行うにはいくつかの方法があって:
- 実際にプログラムを動かした結果を見て,そこから法則を推定する(観測)
- データとしてのプログラムからソースコード(の再現)を得て,そこから法則を取得する(デコンパイル)
- デバッガで実行中のプログラムの動作を追いかけ,そこから法則を理解する(デバッグ)
- プログラムの作者に聞いてみる (ネタバレ)
と穏やかじゃないもの含め色々.
とはいえ二番目と三番目は手元に完全なロジックを含むプログラムデータがあり,かつ自由な環境でないと使えない*5し,突っ込んで勉強してないとできることじゃないので一般にはどうかと思う.四番目は今回のケースのように作者とユーザの距離が近い場合にはこれ以上なく強力だけど,禁じ手もいいところで興ざめなので,今は一番上の真っ当な観測によって進めよう*6.
そんなわけで実際に TWOR を動かして,出題文字列を観測(記録)しようと相成るわけですが. その方法*7にもいくつか考えられて:
- 出題文字列が格納されているメモリを参照する (直接参照)
- GUI 周りの API を利用して,描画に使われている出題文字列を取得する (問い合わせ)
- 画面に描画された結果を画像として読み込んで,出題文字列を抽出する (OCR)
- タイパーらしく手でメモする (全手動)
オナニーで並べてるだけなので詳細は脚注行きだ*8が,ここでは三番目の OCR を採用.
表示されてる画像としての文字を見てその文字を特定するという,人間がやっていることに近いことをプログラムにやらせるわけで,これはまじめにやると論文になったり製品になったりという深遠なそれであることは素人目にも明らかなわけだけど,限定的なものなら素人にも書けてしまう.とりのさんが言ってたことにも影響を受けて,フォントファイルとかサイズとかスタイルとか文字集合とか全部手動指定するとようやく動き,拡大にも回転にもノイズにも全く強度がないというとても割り切ったスクリーンショット専用 OCR モジュール的なものを書いて*9,その子に TWOR の出題文字列を収集させる.TWOR といっても四種目あるけども,さしあたり(一番ハデな)すべキーをターゲットにしよう.
(……一晩で 40 円ばかりの電気代を消費……)
結果,一晩で 10 万のデータを得る*10. これについては公開して差し支えない物だと思うので,置いておく.
http://dvorak.jp/archive/twor_subekey_sample.zip (9.5 MiB)
解凍すると 20 MiB 弱の big なテキストファイルになるにょ! 一行が一度の試行で,すなわち各行 200 文字にょ! この長大なデータを統計的にあれやこれやすれば,あんなことやこんなことがわかったりわからなかったりするというわけだにょ! お暇な人は自分でやってみるといいにょ!
と主に口調が盛り上がってきたところで次回に続く. 次回予告としてはいわゆるテキストマイニングによって TWOR すべキーの出題文字列の基本的な性質を明らかにし,TWOR の出題文字列には頻出のパターンが存在するということを統計的に検証します.(キリッ
と格好良くキめたところでアレなんですが,どなたか TWOR の数字モードについて,「時間帯によって数字の出方が違うな,朝だと昇順の並びが多めで,夕方だと……」 みたいな考察をしているページ知りませんかね. いつかどこかで見たんですが,失念. 多分 TWOR が極まってる人だったと思うので, Q さんとか,その辺なんじゃないかと思いつつ発見できていない. 心当たりあったらたれ込んでくれると喜びます.
- 誤用です.「語るに落ちる」は「えらそうなこと語るだけの奴になり果てる」という意味ではない,って当たり前すぎるんだけど,そういう誤用が増えているらしいぞ日本語が危ない! [↩]
- というほど流れてないけど. [↩]
- アンテナ低いんで知らないだけかもしれない.ご存じの人がいたら教えて plz [↩]
- こんなくどくどした前置きがなぜ必要かは次の n 段落でわかります. [↩]
- 具体的には,ネトゲーとか手元で動かないロジックがある場合や,自由にあれこれできないコンシューマゲームなどで無理. [↩]
- デバッグもデコンパイル結果の解読も断念したからなんてことは……. [↩]
- この辺が競技的な視点から見ると悪いことできちゃう証明になっていてアウアウ.変な方向に強調すると印象が良くないことは先例 @2004 からも理解してるつもりなのでそっちは敢えてスルーします. [↩]
- 一番目は上でデコンパイルやデバッグを否定した理由と同様の理由で却下,二番目は使える状況が限られ,実際 TW では無理だったので残念,四番目は最終手段だが現実的に限界を感じるので却下. [↩]
- 特にこの界隈では問題ありまくりなんで一般公開はできませんが. [↩]
- 手動でこの数は死ねる. [↩]
教祖様
タイピング界のシャドウエンペラーであった勃起教教祖様がブログ始められたようです.
かつて教祖と呼ばれたけれど
http://d.hatena.ne.jp/bokkikyouso/
古参歓喜といわざるをえない.
・右手の怪我について
音ゲーを全力でプレイできるぐらい、経過は良好です。
他人事ながら地味に胸を痛めていただけにこのへんにホッと.
高校一年だかのときに右手薬指の骨にヒビが入った*1ために O や P やハイフンまで中指で打つようになってしまって,そのクセが今でもまだ抜けきっていない*2とかいう経験があるだけにケガには共感できるというかなんというか.
それにしても自分でもちょっと気持ち悪いなという捕捉のスピードなんですけど,たまたまはてダのトップ見たら初投稿ブログとして取り上げられていて発見したという偶然.いやほんとに.
jis かなのリハビリ
2-3 ヶ月放置してて危機感を感じたのでちまちま打ってた. 5 位とか出たからとりあえずもういい気はする.
やはり dvo と qwe のように脳内ロジックの共通度が高い配列の組み合わせより,jis と qwe のような指の動かし方も違うわ頭の使い方も違うわな配列の組み合わせの方が,どちらか一方しか使わなかった際のもう片方の忘却曲線は緩やか.自明なんだけど改めて思ったので一応.
設計の似てる IM だと,どちらか片方を忘れるというよりも,利用度の高いものの方が利用度が低い方の経験を浸食していくって感覚があるが,qwe と jis ではそれらしきものはまったく感じてないと言っていい*1.すなわち,使ってないと打鍵の感覚は抜けていくしバッファリングの速度も確実に落ちていくんだけど,この場合その関数では時間の変数が支配的に思える.
それに対して qwe と dvo なんかではどちらか一方に偏れば偏るほどもう一方の感覚が浸食されるわけだから,時間に加えて類似配列での打ち込み量が入ってくるはず.
ってあたりから,配列の忘却曲線(のようなもの)は,他の配列それぞれについて (類似度係数 * 打鍵量の関数) の総和をとった項と,オリジナルの忘却曲線的な時間が指数になるような項の和のような形としてイメージされてこないでもない気がしてくる.
もっと簡単なケースを用意しまくって,基本的な要素から定量化しなきゃ始まらないんだけど,はて何がそれなものやらさっぱりだ.
- もっと jis かなやり込む人だと違ってくるのかもしれない. [↩]
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