[Typenist] お膳立て.人参が吊されると尚良い

2009/08/25 | たいぴんぐ

そんなわけで Typenist ちょっとやった.ぼっち過ぎてチャットとか協力プレイとかありえないので黙々とスコア狙いする予定.今後も.

で,一日の平均ニコニコ視聴時間が 1 秒くらいの人なのでボカロ曲とか大して知らず,とりあえず一番上にあった SPiCa をぼちぼち打ってたら,スコア計算が初期と全然違うんだなぁと気づいた.

初期のチェイン仕様は,なんというか,良くも悪くも素人考えで(タイピング)ゲームの得点ルールを作るとああなるよなあというもので,というかまあ具体的にはうろおぼえだけど,ミスしないで順調に打ってる間チェインが続いて,随時チェインが得点倍率となる,という感じだったのね. これだとどっか途中で 1 ミスした途端にやる気がなくなる,ただのマゾゲー仕様というか,ノーミスジャンキーにしか楽しめない得点稼ぎよね.

で Season2 の得点方式はというと,なかなか面白いと思った.タイパーの人は得点換算の詳細とかが明示されないとやる気にならないタイプが多そうなのでまとめておくと,

  • 打ってる最中にもらえる点数(打鍵点)が,ひらがな一区切り*1ごとに 2 点
  • ワード(一行)の打ち切り毎にもらえる点数(打ち切り点)が,打鍵速度に基づいて(後述) 0~150 点
    ワードの間ノーミスだとこれに + 100 点のボーナス
  • 一曲終了後に換算される得点,最大チェイン数 * 50 点追加,ミス数 * 10 点減点
    ただし Season2 では歌詞を規定時間内に打ち切れなかった時に限ってチェインが途切れる(ミスタイプで途切れない)

どの辺が面白いかっていうと,色んなレベルの曲に対してちゃんとスコア争いできるようになってるあたり.

難易度が高くて全ワードを打ち切ることがほぼ不可能な曲については,打ち切り点とチェインボーナスで勝負がつく.乱打しまくってよほどミス数を爆発させない限り,速度重視でチェインを維持したり打ち切り点を多く狙った方が得. この辺は素の速度のあるタイパーの独壇場と言える.

それに次ぐ頑張って全力打鍵すればなんとかフルチェインできるような曲については,とても難しい.チェインを諦めてノーミスボーナスを取るか,その逆か,はたまた運良くノーミスフルチェインを達成するまでやり込むか.最後を除けば計画高く得点狙いした者が勝つ感じだ.

そしてある程度以上に簡単な曲になってくると,エタイとかでならしてるタイパーならさすがにノーミスで打てるレベルになってくる.なんたって定型文だし.こうなるとさすがに正確性が必須になってくる.チェインボーナスで差がつかないとなるとノーミスでワードあたり 100 点,これがどれだけ取れるかでほぼ勝負が決まる.

もちろん打鍵速度によって打ち切り点が決まるので,トロトロ打ってノーミスになればいいというわけではないのだが,この打鍵速度に基づいて 0~150 点,という部分の詳細がクセモノで,内部での計算はどうなっているかというと, x を打鍵速度(kpm : 分間に何打の速さか)として,

typenist_score.png

150 - 9000/x 点(小数点以下切り上げ)が得点となるのだ!!!!!

……と書いてなるほどねと納得する人ばかりではない気がするので補足すると,得点を y とすれば y = 150 - 9000/x はグラフ上で双曲線をなして(多分数III.分数関数のとこかな),打鍵速度に対してリニアに点数がつかないのである.

ぷろっとったので右図見ていただくと頭の良い小学生でもわかると思う.

すなわち,打鍵速度が高くなればなるほど,得点の変化率が落ちてくる.漸近線は y = 150 だ.

1000 kpm という驚異的な速度でワードを打てれば 141 点がもらえる*2が,600 kpm で打っても 135 点もらえる.差は 6 点. 10 ワード分積もり積もったとしてもノーミスボーナス 1 回分にかき消されてひっくり返る程度の差である.

ってことは,結局普通に打てる曲についてはノーミスジャンキーの勝利ってことね……と言われれば,まあそれはそうなんだけど,そこで話は終わらない.

簡単な曲なのでやろうと思えばノーミスで打てる人はたくさんいるわけで,その中で競おうとすると,今まで変化率が小さい差がつかないと貶められていた打鍵速度・点数グラフが別の側面を見せる.チェインボーナスとかノーミスボーナスとかいう大味要素で差がつかないので,まさに数点差の戦いを始めることができるわけだ.

数点差とかみみっちくて底が浅そう,と直感的には感じるんだけど,むしろ逆で,一部でむちゃくちゃに高い速度を出しても得点差はほとんどつかないので,ワースピをどれだけ伸ばし,全てのワードで安定して稼ぐかが重要になってきて奥深い.

TW 的な最大速度で勝負が決まるような争いではなく,定型文やクセのある文字列や超短文といった色々な要素をうまいことカモって攻略すれば,最大速度でいくらか劣っていても勝負になる.ここが割と新しいと思う*3

例を挙げれば,速度が低くなればなるほど変化率が大きいので,ちょっと失速して 500 kpm 割る(ワードがそんなに長くないのでちょっと詰まると楽々割る)とかすると 10 点オーバーロスして涙目になったり.逆に,極短時間であれば打鍵速度を爆発させることもできるので,数打鍵のワードをタイミングをあわせ超速で同時打鍵して 140 点オーバーを狙いにいったり.

とまあ,長々書いて伝えたかったのは,ネトゲとして見なければ楽しいんじゃないという極めてストイックな一人プレイ方法ね. 他人とだべって打って経験値があがってレベルがあがってわーい,とかはさすがに敬遠したいんだけど,各曲がエタイ長文や TW 憲法みたいなやり込み項目だと思えば楽しいという.

経験値とか要らないからプレイ中 Esc で曲セレ画面に戻れるようになると幸せだよねとか,間奏スキップしたいでござるとか,曲別ランキングで入賞*4すると曲ごとにポイントがついて,ポイントの合計でランキングとかがあるとタイパーが全曲やり込みたくなるんじゃないかな*5とか,IE8 で曲再生後に一度マウスで画面内クリックしてフォーカス当てなおしてやらないとキー入力受理されないんだが既知の問題かしらとか,1 日の間に割と色々なことを思ったけど,Season3 ではほとんどフルスクラッチっぽいことがアナウンスされているので今言ってもなんだかなーだし,とりあえず Season3 に全力を傾けて欲しいなぁと思いましたまる.

あとはなんだ,言い出しっぺの法則というかで SPiCa については暫定 1 位のスコアを出した気がするので噛ませにどうぞ. ノーミスかと思いきや普通にミスしてるんでノーミスで普通の速度が出てれば抜けます,多分.

  1. 「った」 「しゃ」 などはひとつと数える. []
  2. ということと,この図をみれば,140 点以上というのは事実上ほとんど得点不能であることもわかる. []
  3. 歌謡はどうなのかといわれると,あれは残り時間をどれだけ残して打ち切れるかでスコアが離散的につく(良く知らんけど)ので,ヒートした競い合いには向かない. []
  4. あるいは順位ではなくて曲毎に設定してある一定のスコアボーダーを超えたらとかでもいい []
  5. 500 曲近くやり込めとかいう無理感漂うボリュームがいい.タイパーにはそれくらいの作業感が丁度いいんです.マジで. []

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